2017-04

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

上手く行かない理由を考えてあげる

先日の話題「訓練練習会」や「アジリティーグランプリ」では失敗した事への言い訳が多かったでしょうか?
ファジーの訓練練習会についてはともかくとして、フェイスについてはまだまだ日常的にも課題は多くあります。

IMG_1323.jpg

札幌動物行動クリニックの小田先生曰く「フェイスは刺激に対してとても意識が高い(反応性が高い)」と言います。
これはフェイスの生まれつきの「脳の器質=性格ではなく脳の仕組み」なのだそうです。
刺激に反応しやすいという事は「動物としての犬」にとって決して悪い事ではないのですが、人との暮らしの中では「神経質過ぎで警戒し過ぎ」となってしまいます。


散歩の時も場所や状況によって、匂いの確認をしなければ気が済まないらしく、時にはとても神経質に嗅ぎ続けたりもします。
       
           CA3D0030_20100505225442.jpg

一緒に歩いているファジーは平然としていますが・・・
IMG_1325_20100505224314.jpg

         フェイスはまた何かに気付いたようです。
         IMG_1332.jpg
         向こうから聞こえてくるのは、壁にぶつかるボールの音です。
         テニスコートの囲いの中なので、壁打ちの練習なのでしょうか?(良く分かりませんが)

               CA3D0032.jpg
               少し不安そうなので、慣らす事にしました。

IMG_1345.jpg
嫌がらずに壁の近くまで来られたので・・・

          IMG_1351.jpg
          音を聞かせながらおやつを与えます。

              IMG_1352.jpg
              音を気にしながらも・・・

                   IMG_1348.jpg
                   ちゃんと食べる事は出来ました。

こうした場面で食べられるかどうかはとても重要な事です。
もし犬が何かを気にして興奮して吠えたり、怖がって歩けなくなったり、逃げようとしたりする事があれば、何かの刺激を受けて(感じ取って)そうなっているのです。
その状態で普段喜んで食べているおやつなどが食べられるかどうかを試してみると、その刺激への犬の許容範囲もある程度分かります。

受けた刺激によってあまりに強く反応している(吠える・怯えている・逃げようとする)場面では上手く行かないかも知れませんが、そこまで強く反応していない時に充分な距離をとってあげられれば試したり、おやつを使ってその刺激に慣らす事も出来ます。
犬はものを食べる事によって気持ちを落ち着かせられるようです。
フェイスは新しい刺激にはとりあえず反応してしまうので、初めての場所や苦手そうな場所でおやつは大活躍しています。

IMG_1343.jpg
今回の刺激は単調な音だけだったので、すぐに慣れてくれました。
フェイスが物音や見慣れない物やその動きがとても気になってしまうのは、牧羊犬という仕事をしていた時代には必要だったのだろうと思います。
今の日常生活には必要が無いからといって、この「器質」を否定するのではなく、何を気にしているのかに気付いてあげて対処してあげられれば良い事です。
最も私自身がその事に気付くのが遅かったために、かなりの回り道をしてしまいましたが、今は一つ一つをしっかり認識させていく事でどんどん良い方向に向いています。

           IMG_1338_20100505224525.jpg
一つ一つと言うのにも訳が合って、フェイスは応用が利かない器質なのだそうで、似ているような事でも別な事として判断しているので、全て個別に認識させなければなりません。
たとえ行き慣れた公園でも人が多かったり、見慣れないオブジェが置かれていたりすれば違って見えてしまう事もあります。

CA3D0029.jpg
この公園に関しては、冬の間は閉鎖されていてかなり久しぶりに連れて行った事と、連休だったためにたぶん大勢の犬が来ていて、沢山の匂いがあったためかも知れません。
もう一つはファジーが排便している最中に突然知らない犬が近くに来ていて、フェイスにとってはそれがあまりにも近すぎる距離だったために、かなりの緊張状態になってしまったためでした。
ファジーは排便するのにとても時間がかかるので、その間フェイスを座らせていますが、そうすると大人しくて安全な犬だと思われるのかどんどん近づいて来る人も居ます。
私が気付いた時にかなり近くに居て、立ち止まった飼い主さんと犬に見つめられ続けたために、フェイスの我慢は限界になってしまいました。
もう少し早く気付いて対処出来ていれば良かったのですが、その後にゆっくりのペースで散歩を続ける事で緊張を解いてあげる事は出来ました。

          CA3D0026_20100505225312.jpg

ようやく活動的な季節になって行動範囲も広がりますが、その分気をつけてあげる事も大切です。
そして、もう一つ思い出した事が・・・
暖かくなって困るのは「ダニーちゃん」の出没の危険!
「ダニーちゃん」って可愛く呼んでみましたが、正体は「マダニ」です。
気温が上がるとこんな笹薮だとか丈の高い草薮や、木の根元なんかに近づく犬にとってはマダニの寄生が心配になります。
フェイスも毎年スポットタイプの予防薬を使っているので、急いで病院に行って来ようと思います。


にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ ドッグスポーツへ
にほんブログ村


スポンサーサイト

コメント

 グレースはほとんどの場合食べられませんでした。
早いうちから私のそばにいてくれる子でしたが、ぶるぶる震えているのをなんとかして落ち着かせてあげたいと思っても
おやつを受け付けなかったです。
薬を使ってからは 震えもするけどしっかり食べます。(^-^;)

 誰かと「器質的な問題~」を話そうとしても、「気質」としてしかとらえられない、
または「器質」という言葉そのものを知らない飼い主さんが多いのが現状じゃないでしょうか。
なので、一般家庭にこういった子を渡すのも問題だよなぁと思う場面によくぶつかります。
「この「器質」を否定するのではなく、何を気にしているのかに気付いてあげて対処してあげられれば良い事です。」
これができないことで不幸が生まれますよね。
飼い主さんの意識をもっと高められるといいなと思います。
同時に繁殖する側が気にしなければならない点だとも思うのですが。。

グレ母さんこんばんは。
グレースちゃんも大変だったのですね・・・
食べられないというのは、かなりのストレス状態のようです。
いろんな場面でグレースちゃんは辛かったんだと思います。

フェイスは怖がっている訳ではなく、ただ異常に「気になってしまって警戒してしまう」ので、私は以前は仕方ないのかなと思っていました。
でも小田先生に出会って初めて多くの事を学べたので、本当に良かったと思っています。
「脳の器質」といっても余程関心を持っている人でなければ通じないのかも知れませんね・・・
私もフェイスとの経験を通じていろいろな事を学べたので、この事を出来るだけ多くの方に伝えたいと思っています。

繁殖と販売の問題は難しいですね・・・犬種として持っている特性を、繁殖者、販売店、犬を飼う人それぞれが知っていなければならないし、特に販売の場面では正しく説明する必要もあると思います。
現状では販売されている子犬の時点で、その子がどんな性格なのかを完全に知る事も難しいでしょうから、繁殖者は両親の性質を把握して繁殖を考えて欲しいとは思いますが・・・・・

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://tail5.blog49.fc2.com/tb.php/196-7f0315b8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

中野 弥生

Author:中野 弥生
JKC公認訓練教士、JKC公認トリマーC級を持ち日々ドッグトレーニングと“時々”トリマーとして活動しています。

画像のパートナーは我が家の相棒1号〝まだら〟のあだ名を持つオーストラリアンシェパード〝フェイス〟です。
この愛しくも一筋縄ではいかない相棒との悪戦苦闘ぶりと、ドッグトレーナーとして日々思う事などを綴りたいと思います。

メールフォーム

お問い合わせは下記フォームへ入力し [ 確 認 ] ボタンを押してください。

名前:
メール:
件名:
本文:

最近の記事

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

ブログ内検索

月別アーカイブ

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。