2017-06

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「しつけ」や「服従訓練」では解決しない事

前回に引き続きまたチワワさん達の話題です。
いつものインディアンボーイズさんの多目的ルームに・・・
普段は置かれていない物が!CA3D0936.jpg
こんな風に「変化」が起きる事は、実はとても良い「刺激」となります。

頻繁に利用していて、すっかり慣れている場所に新しい出来事が起きたら、チワワさん達がどう反応するのか?
とても興味深いし、この新しい「刺激」からまた新たな学習が始まったりします。

さっそく「反応」したのは・・・CA3D0937.jpg
一番好奇心旺盛な「パピ」君。

もちろん他の子達も興味を示してはいましたが、少し調べると早々と飽きてしまっていました。
CA3D0940.jpg

でもパピ君は・・・CA3D0951.jpg
外側だけでは無くて、このテーブルと壁の「隙間」も気になってきてしまいました・・・

何しろパピ君は、とっても「隙間」・「すみっこ」が好きなんです。
CA3D0952.jpg

狭い場所が落ち着くようですCA3D0954.jpg

このテーブルの「隙間」にも興味津々でしたので、入りそうになる度に注意してみました。

「あっ」という声かけをするとCA3D0942.jpg
入るのを止めて、テーブルの横で座ってくれました。(お座りとは言ってません)

その後で「おいで~」と普通の声の調子(命令口調にはせずに、楽しげに聞こえるように)で呼ぶと・・・

「何するの~?」CA3D0938.jpg
とでも尋ねるような顔をしながら、側にやって来てくれます。

何度か繰り返すうちに、次第に探検欲は薄れていくようで、一度も「叱ったり」「命令」したりはしないで、そこにテーブルがある事に慣れてしまいました。

犬が何か「困った事」をしてしまったり、しそうになった時についつい「叱る」「命令する」と考えてしまいがちですが、実は叱る事や命令する事にはあまり良い効果がなかったりします。

「何故」そうしてしまうのか?まずは理由を考えた上で、「その事」をするよりも「もっと魅力的な事」を見つけてあげる事の方が何倍も効果があるのです。

パピ君の場合は、純粋な「好奇心」と「隙間に入りたい」という理由でどうにもウズウズしている感じでしたが、「アジリティーしようよ~」とか、「みんなでおやつ食べるよ~」といった楽しい事で気持ちを切り替えてもらう事に成功しました。

犬に何かを働きかける時に「おいで」「待て」「お座り」などが出来る事は、「便利」なので教えてあげるべき事なんですが、その「動作」を人が無理強い=強制してさせてはダメなのです。

この事は実は、恥ずかしながら私もこの数年のうちに、強く認識できた事なのです。
我が家の問題児フェイス・・・CA3D0856_20091207232457.jpg
子犬の頃からいろいろと扱いづらいところのある子でしたが、三年前頃に環境その他の大きな変化に伴って、かなり大変な状態になってしまっていました。

その時に出会えたのが札幌動物行動クリニックの「小田先生」でした。
「犬の行動学」の研究によって犬に「正しい学習」をせる方法を教えて貰えた事によって、それまでの「トレーニングやしつけ」の「命令して何かをさせる」事との大きな違いに気付く事が出来ました。

つまり「強制」ではなく、犬自身が「そうした方が良い」と思って「その行動を選ぶ」ようになるような「教え方」に変える事が出来たのです。
そのように変えてからのフェイスは、ストレスから開放された事で、かなり落ち着いていられるようになりました。
自分で納得して行動出来るようになった、という事がどれ程大切なのかを私自身も実感しています。

もちろん「トレーニング」「しつけ」にも充分な意味があるのも事実です。
例えばマシュ君・・・CA3D0950.jpg
子犬の時から人の横に「付いて」という訓練の課目の一つを教えていて、それを誉められるのがとても嬉しいと思うようになっているので、この写真の時は私から何も言われていないのに、一生懸命「ここに居るよ」「上手でしょう?」といった表情なんです。

何かを教える時にとても大切なのは、犬自身がその事を嫌がらずに楽しんで出来ているのかどうかなのだと思います。
教えられている時に「楽しい」と思えていた犬は、その行動を「ポジティブ」に捉えているので、喜んでしてくれます。
「無理強い=強制」ではその感情は生まれて来ないと思えます。

昔ながらの「服従訓練」という考え方の「服従させなければならない」という事が今はとても無意味に思えます。
前回の「プリン」ちゃんの恐い物の克服も、プリンちゃん自身が「近づいてみようかな?」と思えるようにならなければダメなのです。
その手伝いを少しはしてあげますが、無理に近づけるのが逆効果になるのは、もちろんその対象が「物」ではなく、「犬」だったり「他人」だったりした場合も全く同じ事なのです。


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コメント

中野先生 いつもお世話になっています
チワワさん達のところで(無理強い)と書かれてて・・・
最近気になりだしている事があるのです
バムなのですが ハルティをなかなか付けさせてくれません
おやつをあげながらもするのですが やはり1度では付けれない
朝などついつい忙しく[待つ余裕]が私になく 強制お座り!させてしまいました
もう2度としません パチン!の装着音がイヤなのでしょうか?
付けれたらウキウキと軽快に散歩している様に見えるのですが・・・
ふーん 何か良い方法はないでしょうか・・・ 

バム ハハさん、こんばんわ。
バム君、どうしても緊張してしまうのでしょうね・・・

出来れば「お座り」させて一度おやつをあげて、「誉める」だけでハルティを一度目には付けないで少しバム君と一緒にそこに居て話したり、遊んだり出来ないでしょうか?
もし余裕があればそんな感じでバム君の緊張感を上手くほぐしてから(お座りを何度か繰り返して)、抵抗しないで「お座り」出来てから付けるのが理想なんですが・・・

それと、バム ハハさんがハルティを上手く付けられそうなら、バム君と向かい合う状態ではなく、横に並んだ状態で顔の横側から付けられれば、あまり緊張させなくて済むかもしれません。
もし、試してみてもあまり効果がなかったら、またご相談下さい。
出来ればもう一度一緒に練習出来ると良いのですが・・・

おはようございます
アドバイスありがとうございます
やっぱり(嫌がり)は(緊張)なんですね・・・
足がプルプルしていますe-351
今朝は何気に横で付けました フード食べさせながら 声かけながら
今までの(いくよ!おいで!)の私の声も嫌な原因かも・・・
少し先生のアドバイスでバムが悪くならないように気を付けて
観察してハルティ付けてみます
先生に見てもらいたいのですが 私が仕事と家の事で忙しく
土・日も風のように時間が過ぎてしまい きっとこのまま年末かと
怯えています 来年になりそうですe-443
まずは これ以上バムに緊張を与えないようにしますね

先生に頂いた各種音のCDも(あれ)には慣れてしまいましたが
本物の風や雨音にはかなわず です 仕方ないので
過剰にかまわない!を徹底して後は自分で耐えてもらうしかないですねe-441 では また経過をご報告いたします

バム ハハ

バム ハハさん、ご報告ありがとうございますe-466
時間に余裕が無い時は、ついつい態度に出てしまうので、犬を緊張させてしまう事が多いと思います。

私も朝の急いでいる時に限って、フェイスが地域猫見つけて鼻息荒く、戦闘モード寸前になったりする事があって・・・
そんな時はなるべく、まず深呼吸して出来るだけゆっくり歩くようにしています。
「ゆっくり歩く」「床にしゃがむ」「犬と視線をそらす」・・・というのは、犬のカーミングシグナルで、「まぁ、落ち着きましょう」という言葉のようなものです。

とても緊張している犬の「目を見て」話しかけるのは、さらに緊張を高めるだけなので、「向かい合う」よりは「横に座る」犬に視線を向けずに何気ない事をしゃべったり、鼻歌を歌ったりする方が良いです。

忙しい時期にちょっと修行のようになってしまうかもですが、ぜひ出来る限り頑張ってみて下さい。
バム君のために、よろしくお願いします。

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プロフィール

中野 弥生

Author:中野 弥生
JKC公認訓練教士、JKC公認トリマーC級を持ち日々ドッグトレーニングと“時々”トリマーとして活動しています。

画像のパートナーは我が家の相棒1号〝まだら〟のあだ名を持つオーストラリアンシェパード〝フェイス〟です。
この愛しくも一筋縄ではいかない相棒との悪戦苦闘ぶりと、ドッグトレーナーとして日々思う事などを綴りたいと思います。

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