2017-06

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「ダメ」と叱るりも「どうすれば良いのか」教える

年明けまでは穏やかな天候が続いていましたが、お正月休みが終わった頃からは連日の大雪と寒さで積雪は増すばかり・・・

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ほんの短い晴れ間のチャンスに、近くの森林公園へと出かけました。
もうすぐ9歳になるフェイス・・・ここまでの雪の深さとなると、さすがに歩き辛そうにしています。

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この写真ではかなり遠いですが、こちらに向かって歩いている人影が見えます。

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この道は真ん中が人の歩く道で両端に二本見えるのは歩くスキー用の道になっています。
このままお互いが近づけば人一人がぎりぎり歩ける幅の、人用の道ですれ違うのは無理なので、フェイスと私はスキーコースにちょっとだけ踏み込ませて貰って、フェイスを座らせて道を譲っています。

以前フェイスがまだ若かった上にいろいろストレスの多い日々を送っていた頃は、フェイスの感情のコントロールが上手く出来ずに、散歩中に人とすれ違う場面でも必要以上に警戒心を持たせてしまっていました。
その事に気づいてからは、人とすれ違う時に早めに座らせたり落ち着いて「待っていられる事」を必ず褒めるのを習慣化しました。
この事を私が必ず守るようにしてからは、フェイスの過剰な警戒心は少しずつ減っていき、人と出会ってもある程度落ち着いていられるようになりました。

人から見て犬が困った事をしている場合にも、そのほとんどに何か原因があります。
犬の困った行動、して欲しくない行動を一方的に叱るだけでは、その犬のストレスが増えて犬への負担が増えていくだけで、困った行動を根本的に止めさせる事は出来ないのです。

困った行動、して欲しくない行動をしなくても良いように、それをしそうな場面では早めに犬に対して「どうすれば良いか」を教える・指示をしてあげる方が犬にとってはより分かりやすくて、しかも指示を聞いて落ち着いて居られれば確実に褒めて貰える(おやつを与えたり言葉で褒める等)という事で犬が本来持っている仲間から好かれたい、仲間の役に立ちたいという気持ちを育てていく事にもなります。

特に警戒心を持っていたり、興奮状態になっている犬に対して強い口調で叱ったり、首輪や引き紐を使って犬の体に刺激を与えたりする事は、より一層警戒心や興奮を強めてしまう事も有り得ます。
犬が何かに対して注目している事に気づいた時点で、その犬がまだ行動をし始めない(興奮していない)タイミングで、人が落ち着いた口調で「名前を呼ぶ」「座らせる」「待て」などの指示を(命令口調ではなく穏やかに)する事が大切だと思います。

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こちらはまだあまり雪が積もっていなかった頃の同じ公園でのレオ君。勢い良く疾走中です。
でもこの先は道がカーブしていて、もし向こうから人が歩いてきていても発見出来ないので・・・

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とりあえずは名前を呼んで止まらせてから・・・

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さらに「おいで」の指示で戻って来てもらいましょう。

こんな風に不要な失敗によって悪い経験をさせないように、出来るだけ先を読んで指示をするのも大切な事です。

名前を呼ばれたらこちらを見てくれる事、「おいで」で人の手元まで戻って来られる事、落ち着いて「座れる」事さらに「待て」が出来る事・・・これだけが出来ていれば、いろんな場所で犬をより自由にさせてあげる事が出来ます。

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良いタイミングで犬にとって分かりやすい言葉や態度で指示をして、それが出来た事をちゃんと褒めて犬を認めてあげる事で、犬は喜んで指示を聞いてくれるようになり、お互いの信頼も深まります。

暮らしている地域によっていろいろな条件はあるでしょうが、私達の暮らしている場所では特に冬の積雪によって、不便な事がとても多くなります。

しかもフェイスやレオ君のような犬達にとっては、冬の寒さや雪によってむしろ興奮しやすくなる場合も多いです。
出来れば条件の悪くなる冬に慌てないように、人にとって楽に行動出来る季節のうちになるべく上手に教えたり指示する習慣をつけておければ良いのですが・・・

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我が家では唯一冬の寒さと雪が得意でないファジー。

この日は一夜にして40センチ位の積雪があり、駐車場から車を出すのも一苦労、その除雪の合間にちょっとだけ二匹を遊ばせてみました。
こんな事が出来るのもフェイスが不必要な警戒心を示す事が減り、興奮し過ぎず落ち着いて私の指示を聞いてくれるようになったからなのですが。


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協力し合えるから楽しめる事

お馴染みのチワワさん家族と今回もインディアンボーイズケネルさんの多目的ルームへ・・・

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ここは外部からの刺激がほとんど無いので、ちょっと難しい事を始めたり、苦手な事を乗り越えて貰いたい時にはとても都合が良い場所です。

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中央の「プリン」ちゃんとその後ろの「パピ」君はちょっと緊張気味の表情です。

緊張させるような事を長く続けてしまうのは良くないので、表情を見ながら遊びに誘います。
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体を動かすのが大好きな「マシュ」君と「ヴィヴィアン」ちゃんはすぐに乗ってきます・・・

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プリンちゃんもちょっと楽しくなってきたかな?

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        パピ君にはちょっと苦手な事があります。

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室内で普通に「待つ」事は平気ですが・・・

      この部屋の出入り口の扉に対してはとても意識が高くなります。
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パピ君は自分のテリトリーに対しての意識と、その場所での「変化」に対しての意識が高いようです。

この部屋での練習では毎回扉を使っての「待て」を交えてその意識を少しでも下げたいと思っています。
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扉を開けて私が外側に出ても、部屋の中で落ち着いて待つ事は出来ています。
それぞれの犬にとって苦手な事は様々ですが、人と一緒に暮らしていく上では苦手な事を乗り越えて貰った方が良い場合があります。
それを乗り越えて貰うためには、教えようとしている事が今の時点でその犬にとって無理がないか、見極める事がとても大切です。

犬に対してどうやったら理解して貰えるのかを考えた上で、場合によっては「我慢して貰う」事を教えていきます。
でも一方的に犬にだけ我慢を強いるのではなくて、我慢して貰った代わりにこちらも犬に対しての報酬を与える事も忘れてはならないと思います。
報酬は「美味しいおやつ」だったり、「遊び」だったり「優しい言葉」や「スキンシップ」だったりとこれも犬によって嬉しく思う事は違っていますね。

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その犬にとって一番嬉しい事、楽しめる事を見つけてあげて、その事を一緒に楽しんであげられれば、犬は我慢をする事も出来るようになり、またお互いの協力が必要ないろいろな場面で、とても役立つと思います。
犬が人と一緒に暮らせるようになった一つの要素は、元々犬は仲間同士で協力し合って食べ物を見つけたり、子育てをするという習性があったからで、その事によって人とのいろいろな作業にも喜んで協力してくれるのだと思います。


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お互いにとって大切なコミュニケーションと遊び

札幌はここ数日とても暑い日が続いています。
この日のチワワさん達、あまりの暑さのために久しぶりに室内でのトレーニングになりました。

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いつものインディアンボーイズケネルさんの多目的ルームは快適な温度に保たれていて、みんなとてもリラックスしています。

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外の公園や道路のように犬にとって刺激の多い場所と違って、この貸切スペースの中では緊張感が少なくとても自然な姿を見る事が出来ます。

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多頭飼いの場合は犬同士の付き合いで、自然にお互いのルールを作っていきます。
こうした犬たちのコミュニケーションを見ていると、その時々のそれぞれの気分を伝え合って上手に付き合っているのが、とても良く分かります。

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一緒に暮らしていくための大切なルールを身に付けていくためには、常に良くコミュニケーションをとって気持ちを確かめ合う事がとても大切だと思います。
人と暮らす犬には人との付き合い方、生活のルールを覚えて貰いますが、この場合も全く同じ事でコミュニケーションが出来ていなければ、犬の気持ちを分かってあげる事も出来ないし、人の思いを伝える事も出来ないでしょう。

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手前に居るマシュ君はとても控えめな態度で、私に対してかまって欲しい気持ちを伝えようとしています。

どんな態度や表情が人に対して効果があるのかも、毎日の暮らしの中で試しながら覚えていきます。
この事を分かっていればして欲しくないこと「吠える・飛びつく・手などに咬みつく」などをしてきた時には、犬の要求に応えずにいる事で、こうした態度をとらないようにさせられます。

とても単純なことなのですが、人の場合はこうしたことに対して「つい、うっかり」または叱ろうとして犬に対して何かをしてしまう事が多いように思います。

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逆に犬がとても控えめな態度で気持ちを示してきたり、とても良い状態で落ち着いている場面では、その事を見過ごしてしまうので、こんな風に良い態度の時に充分に犬に応えていない場合もあります。
落ち着いていて欲しいと思っているならば、そうした場面で犬を呼んであげて、遊んであげるとか簡単なゲームをしてあげる事が出来れば、犬はそのルールをすぐに覚えてくれます。

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マシュ君もヴィヴィアンちゃんもとても期待していた、ここでのお楽しみのゲーム!

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アジリティーのハードルを使った遊びでした。

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小さい犬たちも体を動かして楽しめる、こんな遊びが大好きです。
人と一緒に何か目的をもった事をするのは、どんな犬たちにもとても意味のある事です。
犬と一緒に楽しめる事を一つでも多く見つけてあげる事が出来れば、欲求不満から始まる困った問題は起こさないようになると思います。


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体への合図

犬とのコミュニケーションで、私が頻繁に触れる体の部分があります。
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後ろ足の付け根、わき腹からお腹の下あたりです。
ここは犬同士が出会った時に匂いを嗅ぎ合う場所です。
子犬がまだ幼い時期では仰向けになってお腹を見せたりしますが、成長するに連れて立ったままでお互いの匂いの確認をするようになると、相手が匂いを嗅いでいる間は座らずに立ち止まっているようになります。

それを利用して立ち止まっていて欲しい時、「動かないで」の合図でこの場所に触れたりしています。
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特に体の大きい犬の場合にはこの事に慣れていてくれると、座らせずに止まっていて貰う時にとても便利です。
立たせた状態で落ち着いて居て欲しい時には、このままの状態で前足の肩の部分からわき腹にかけてをゆっくり撫ぜるのも効果があります。

こちらは座らせて居ますが・・・       
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この場面でも落ち着かせようとしているので、自分の体に犬の体を密着させていて肩のあたりをゆっくりと撫ぜています。

体の小さい犬では肩全体に触れている事もあります。
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こうした場所に触れる事は元々犬にとって分かり易い事なのですが、あまり触れられる機会がなかった場合には嫌がる犬もいるかもしれません。
良く言われている「母犬と一緒に過ごす期間が長ければ母親とのコミュニケーションで身に付けられる」という事も実は全ての母犬が子育てが上手な訳ではないので、過度な期待を持ち過ぎずに人の手で教える事も大切なのだと思います。
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子犬の時から頻繁に触れて慣れさせたり、もし最初は嫌がっていてもなるべく緊張させないように根気良く繰り返すと、教える事が出来ます。

体に「触れる」事での合図なので、強く力をかけたり押さえつけるようにしては逆効果となります。
「落ち着いて」「静かにしていよう」という気持ちを伝えるための合図です。
立たせてじっとしていてくれる事が習慣に出来ていれば、体全体を触って健康状態をチェックしたり、じっくり足に触れるなど犬の体へのケアも充分に出来るというように、良い効果も沢山あります。


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退屈させていませんか?

3月28日はブログでお知らせしていた遺伝病の講演会があり、参加して勉強してきました。
「遺伝病」という言葉のニュアンスから考えていた事との違いや、そうした病気を研究している方の努力やご苦労など、考えさせられる事も沢山有りました。
改めて「知らないでは済まされない」という事を再認識してきました。
こうした勉強の機会を与えて下さったグレ母さんに感謝しています。貴重な機会を作って頂き、ありがとうございました。

本当はこの時に考えさせられた内容についてをまとめてみたいと思ったのですが、まだ自分の中で考えをまとめられるまでにはなっていないので、今回は全く違った内容です。

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フェイスの鼻のアップ・・・
何をふざけているかと言われそうですが、このスタイルはフェイスからの無言の抗議なんです。
「早く散歩に行こうよ!!!」という訴えのポーズ。
どういう態度をとるのが、私に対して有効なのかをフェイスなりにしっかり研究した結果たどり着いたようです。

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こんな表情も人の心には訴えてくるものがありますよね?
フェイスはこうした時は本当に巧みに表情を駆使してきます。決して実力行使をしないのも、子犬の時からの経験で身に付けてきたものです。

犬はこんな風にいろんな手段で人とのコミュニケーションをとろうとしています。
でも人の側はたとえ自分の家に居る時でも、犬と一緒に何かをする以外に沢山の用事があったり、自分なりにくつろぐ時間も必要だったりするので、こうした控えめな訴えを見逃してしまったりしがちではないでしょうか?

その結果として起きてしまうのが「問題行動」だったりします。
犬は自分からのお行儀の良い訴えが無視されるので、もっと強く人に対して訴えられる方法を見つけなければならなくなり、結果として「人に対しての甘噛み・飛びつき」「大事な物をくわえて持っていく」「家具などをかじる」といった実力行使に至ってしまう事もあるのです。
ただしこれらの「困った行動」も最初から人の気を引く行動としてするのではなく、たまたまそうした行動をした時に犬にとって「何か良い事」が起きたので、有効な手段として覚えてしまうだけなのです。

すでにこうした「困った行動」を覚えてしまった場合に、この行動を単純に叱っただけでは根本的な解決にはなりません。
困った行動を止めさせる事も必要ですが、それをしなかった時にはやはり正当な報酬として、犬にとっても「何か良い事」を与える必要があります。

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この写真のマシュ君は、私が「わざと」用事をしている間の姿です。(練習としてしているところです)
人が何かの用事をしている間は、「待っている」事をすでに覚えているので、「待て」というコマンド(命令)を言う必要は無いのですが、この表情はそろそろ終わるかな?まだ自分を構ってはくれないかな?といった期待に満ちています。
ちゃんと我慢してお行儀良くしていれば、その後で必ず自分を見てくれて、何か楽しいことをしてくれるという期待が持てていれば、犬は本当に辛抱強く待つ事が出来ます。

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そういった基本的な事が分かってさえいれば、こうしたカフェのような違った環境でも、同じようにしている事も出来るようになります。
どんな場所でも変わらずにお行儀良くして欲しいと思うなら、まずは基本的な事を犬にだけ守らせるのではなく、人の側も犬への義務を守らなければなりません。

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自宅では人にとってはいろんな楽しみがあり(テレビやゲーム、パソコン等など・・・)カフェであれば、お友達とのお喋りやお料理を楽しむ等など、うっかり犬の事を忘れてしまう場面はとても多いと思います。

そんな時に、こんな表情の愛犬が側でじっと自分の順番を待っているという事に気付いてあげて、ちょっとの時間でも一緒に何かをしてあげるという事をぜひ思い出して下さい。


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プロフィール

中野 弥生

Author:中野 弥生
JKC公認訓練教士、JKC公認トリマーC級を持ち日々ドッグトレーニングと“時々”トリマーとして活動しています。

画像のパートナーは我が家の相棒1号〝まだら〟のあだ名を持つオーストラリアンシェパード〝フェイス〟です。
この愛しくも一筋縄ではいかない相棒との悪戦苦闘ぶりと、ドッグトレーナーとして日々思う事などを綴りたいと思います。

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